[English]
「四次元時空の哲学」
21世紀叢書
『四次元時空の哲学』
相対的同時性の世界観
(A philosophy of the 4-dimensional Space-Time)
村山 章 (Murayama Akira)
2006年12月 執筆
「四次元時空」は実在するのか・・?
相対性理論が提起した
四次元時空の実在性をめぐる
問題を考察する。
時間に関する論理や認識、
さらには自由の問題について、
宇宙的視野から人生的視野にわたって
縦横に翔けめぐる思索の挑戦。
新泉社
価格2,200円+税 = 2,310円
各オンライン書店、書籍店舗、(その他?)にて、ご購入いただけます。
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◎目次と内容
第1章 相対性理論と四次元時空
……「四次元時空の実在性と決定論の問題」
第2章 連続性と矛盾の問題について
……「相対論的、アキレスと亀のパラドックス」
第3章 時間表象の問題について
……「流れる時間意識とタイムトラベル」
第4章 倫理学的問題(自由論)
……「四次元ミミズにとっての自由とは?」
(概要紹介)→ チャート方式・『四次元時空の哲学』入門
<目次>
はじめに
(PDF)
第1章.相対性理論と四次元時空
[前半] 相対性理論の概説の部
1.同地点の相対性と同時刻の相対性
2.光速不変の原理
3.同時刻の相対性と時間の遅れ、長さの収縮
(1)同時刻の相対性
(2)時間の遅れ
(3)長さの収縮
(4)ローレンツ変換と特殊相対性理論の展開
4.ミンコフスキー四次元時空
5.一般相対性理論と歪んだ時空
[後半] 哲学的考察の部
6.四次元時空は実在するか
7.決定論的世界像
8.量子論上の問題
(1)量子力学成立のいきさつ
(2)観測問題
(3)抽象的普遍と、具体的個別性について
第2章.連続性と矛盾の問題について
1.アキレスと亀
2.相対性原理に基づく「アキレスと亀」
3.距離の変化と「分割のパラドックス」、「飛ぶ矢のパラドックス」
4.四次元時空の存在
5.時間と空間の差異について
6.速度の連続性について
7.論理は、時間を鳥瞰する
8.ゼノンの思想とアインシュタイン
第3章.時間表象の問題について
1.時間の内省的考察
(1)哲学的時間論で想定される時間について
(2)客観的時間 (普遍的時間単位の探求)
(3)主観的時間 (時間様相と主観的具体性)
2.時空スキャンの世界モデル
3.今を持つもの持たぬもの
4.タイムトラベルについて
5.時間の方向について
第4章.倫理学的問題(自由論)
1.自由論に向けて
2.時間の流れと自由意志
3.客観的自由概念の分析
(1)「自由」研究へのアプローチ
(2)時空的決定論と自由か否かについての客観的問題
(3)自然史過程において進化してきた自由
(4)力(能力)としての自由---「力」とは
(5)トレードオフされる自由の諸相
(6)権力と自由
4.主観的自由概念の分析
(1)存在命題と当為命題
(2)世界解釈モデルについて
(3)責任や当為のための世界モデルと時空的決定論
(4)歴史評価について
(5)時空的決定論の残酷さについて
5.そして、もう一つの自由
おわりに
(→参考)チャート方式 ・ 『四次元時空の哲学』入門
 
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